落選から得たもの

サッカーの強化、発展、優秀な素材を発掘して、
良い環境と指導を与える事を目的に、
大きくは日本選抜から、小さくは地域の選抜まで、
トレセン制度が設定されていて、活動されています。

地域の小さなトレセンですが、
末っ子がチャレンジ出来る事になりました。

スイッチが入りました。
目標が具体的になり、
確実に行動が変わりました。

姉も、兄もそれなりにトレセンでの活動を
していたのを見ていたので憧れもあり、
やる気は十分でした。

セレクションと呼ばれる試験が実施されるまで、
私がどうしろ、こうしろ、と言うのはご法度。

本心では、もっと練習した方がええんと違うか?
もっと、こんな事を学んだほうがええんと違うか?
と思う事も、いっぱいありました。

自分で思考して、判断して、行動したことに対して
向き合わなければ、結果に対して自分自身で評価出来ないと
考えていたからです。

先日、セレクションが行われ結果が出ました。

落選でした。

結果を知り、瞬間的に落ち込んだのがわかりました。
少し、目に涙を浮かべていたでしょうか?
我慢はしていましたが。

しかし、ここからが大切です。

少し時間をおいて聴いてみました。
結果を受けて、自分自身がどうしたいのか?
結果を受けて、どうなりたいと思ったのか?
自分自身と向き合ってもらいました。

本人は前を向いていました。
何をするのか?
話してくれました。(まだまだ具体性は足りませんが)

結果がどうであれ、この取り組みで、
大きく大きく変わった事が有るようにお父さんには見えるけど?
とフィードバックしました。

チームの練習でも一人だけ違うレベルになった。
今までとは大きく意識がかわった。
みんなは楽しそうにみえるが、
自分では全く楽しくなかった。

意識(目標)が高くなり、
チームに対する見え方が全く違っているようです。
完全にステータスがあがりました。

目指しているところが変われば
感じ方も行動も変わります。

目指していた場所に上る事が出来ず、
勝ち取りたかった結果を手にする事はできませんでしたが、
そこから得られたものは
彼にとってとてもとても大きなものでした。

但し、落選だけに視点があると
この気づきは出来ませんでした。
しっかり自分自身と向き合った結果です。

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