ご近所の人はは一人暮らしの女性です。
息子さん達は独立して、
お孫さんもいらっしゃいます。
いつも色々気を遣って頂きます。
会社勤めをされていて、
よく会社で洋菓子や果物等をもらうようです。
それらを、ことある毎に
我が家に届けて頂けます。
とても嬉しくて、有難い事です。
いつも美味しく頂きます。
でも、
子ども達がまだ家に居てた頃は、
家の前でボールを蹴ったり、
大声で騒いだり、
迷惑を掛けていたのはうちでした。
何となく、
頂いてばかりの状況に、
「罪悪感」を感じる事も有ります。
たまに、どこかに出かけると、
「お返しに何か買って帰ろうか?」
となります。
こんな、心苦しさを感じる事を、
「心理的負債」と言うんですね。
特に悪いことをしているわけでは無いのですが、
自分一人が利益を独占している状況で、
心地よく感じる事が出来なくなります。
その結果、
何かお返しをしたいと思う心理を
「返報性の原理」と呼ばれます。
得になる事を選択する行動原理もあるのに、
その得ばかりを一人で独占する事も嫌うのですね。
公平性も不可欠ですし、
バランスが大切ですね。