子どもが勉強しないからストレス(イライラ)

子どもが勉強しないから毎日毎日ストレスが溜まる。イライラして、そして怒ってしまう。子どもの顔を見れば、決まって言うのは「勉強しなさい」「勉強したの」、そんな状態を繰り返して子どもが何をしていても腹が立ってくる。そして、子どももストレスがかかってきます。そのうち、「勉強したの?」の答えは「したよ!」と、していないのに嘘をつくようになる。さらにイライラするスパイラル。どうしたらいいのでしょうか。

「勉強しなさい」

どうして「勉強しなさい」というのでしょうか?

どういった時に「勉強したの?」「勉強しなさい」と言いますか?

なぜ、勉強させたいのですか?そのことを考えたことは有りますでしょうか?なぜ勉強しなければいけないのか?きちんと子どもに説明できますでしょうか? パパやママはどうしてしなければいけないか? 納得や理解できないことをやろうと思いますか?

会社で上司から「この製品について調べた?」と問われたとしましょう。どう考えてもその製品は取り扱いも少ないし、今のトレンドやこれからの流行を考えると、そんなことをして何になるんだろう?と思うようことであれば、「そんな事をするならもっとしなければいけないことがるのに」「もっとしたい事があるのに」と思いませんか?

しかし、この製品を調べることで、次の戦略を考えるための知識としてどうしても必要であることを説明されて、自分も納得すれば積極的に調べることに取り組むでしょう。それどころか、それをすること自体が楽しくなるかもしれません。

怒られることに対して

ママやパパは怒られることに対して、どのように感じますか?

怒られて「嬉しい」「楽しい」と思う感情を持つ人はほとんどいないですね。

では、「怒られる」ことに対して、どのようなことを考えて、どのような行動をとるのでしょうか?

誰でも、怒られたくないので、怒られることにに対して防衛しようとします。

とにかくやったという実績を作ろうとする。全く学びや力になっていなくても、とにかくやった状態をつくる。そして、子どもはやった満足感でいっぱいになり、親もも自分の言う通りにさせることができて満足感が一杯になります。まだ、子どもが満足感をもっていればいいですが、イヤイヤ取り組むことで、心の中に大きなストレスを抱えてしまうことも有ります。

関連サイト:「親の自己満足」になっていませんか?その言葉、その対応、子育てに必要なことは!

イヤイヤ取り組み大きな心の病になることも問題ですが、勉強をしていないのに「勉強はしたよ」と噓をつくようなことになることもあります。子どもは、自分が嘘をついている罪悪感をもち苦しむことも出てきたり、嘘をつくことがあたり前になってしまうこともあります。

怒ることで、親はストレスが溜まり、子どもも防衛機能を働かせるだけで、良いことは何もありません。

勉強しない理由

子どもが勉強しない理由について聞いてみたことがありますか?

ゲームであったり、友だちと公園で遊ぶことであったり、Youtubeをみることであったり、子どもが何をするのもイヤなわけではなく、自分がしたいことについては、何も言わなくともします。

もっというと、「もうそろそろやめれば」とか「いつまでやってるの?」と言ってもやっていることもあるでしょう。

子どもが、勉強する能力がないわけでも、継続する能力がないわけでもないのです。

なぜ勉強しないのか? 勉強したくないのか? 直接子どもに聞いたことはありますか?

「勉強がわからない」「楽しくない」などの理由がきっとあるはずです。 

一方的な押し付け

とにかく「勉強しなさい」「勉強しないとダメでしょう」と一方的に話し続けても、子どもが聞く耳を持っていなかったり、聞いても意味がわからなかったら何を言っても無駄です。

これも、ご自身のことを振り返ってみてください。自分にとって興味の無い話を無理やり聞かされてどのように感じますか? また、まったく分からない話を聞いてて楽しいと思いますか? その上、強制的にとても上から目線で、偉そうに話されるとき、とても不快な感情になり、苛立ちや怒りを覚えても、なるほどと感動することはありません。

子どもも同じことを感じてはいませんでしょうか?

まずは、子どもが素直に聞く気持ちにならなければいけません。そして、子どもが自分なりに興味をもって理解できるようにしなければいけません。

誰の問題であるのか

そもそも、【勉強しない】【宿題しない】のは誰の問題でしょうか?

勉強をして得をするのは?、勉強をして人生の力を得るのは?、勉強をして人生の幅が広がるのは?、勉強をして人生が楽しくなるのは?、勉強をして人生が楽になるのは?、これはいったい誰のことでしょうか?

そうです、これはすべて子ども自身にとってのことなのです。子どもが勉強しなくても親の何も変わらないのです。これは子どもの問題であって、親の問題では無いのです。 もし親にとって良いと感じることがあるとすると、私の子どもはこんなに勉強ができるんだと他者に自慢できることくらいでしょうか? 子どもの問題で親が他人と比較して喜んでいても子どもはどのように感じるでしょうか? また、子どもが勉強ができないと、学校の先生から批判される、周りの目が気になるなど、親自身が耐えることができなかったり、責任を逃れるために、親の問題を子供に押し付けていることになっている場合もあります。

だから、勉強する・勉強しないは子どもの問題であることを、まず親がしっかり理解するところから始める必要があります。

まとめ

ついつい子どもが勉強しないと嘆いてしまいます。そもそも、何故勉強しなければいけないのか?嘆いている本人すらわからないこと対して子どもがしようと思いますでしょうか?

まずは、子どもの問題であることを親がしっかり理解するところから始めなければいけません。親の都合や、親の自己満足の為に勉強させようとしていないのか?を自分自身と向き合い、理解する必要があります。これは、子どもの問題なのだと理解できるだけで、視点や意識が変わるので、ママやパパの気持ちが大きく変わってきます。イライラや怒りも無くなってきます。子どもと同じ視座で物事を捉えたり、判断しなくなるからです。

そうなんです。

子どもが勉強してもしなくてもどちらでもいいのです。 

しかし、知らないよりも知っている方が得であるし、広がりもあります。子どもがその事を理解し、イメージ出来て、勉強に興味を持てるようにサポートしてあげるのが、親として出来ることです。子どもが興味を持てるように、勉強に対して楽しさを感じる事ができるような経験をさせてあげたり、機会を作ってあげることが必要です。

子どもはきちんとわかっています。子どもの力を信じて、しっかり見守ってサポートしましょう。 ただし、これが親にとっては一番頑張らなければいけないところです。 言いたい気持ちを我慢。大丈夫だと受け止めてあげる大きなこころを持つ。

子どもを変えようとするのではありません。親が変わる必要があるのです。親の捉え方、コミュニケーションの方法、自身の意識を変えていくことで、子育てはもっと楽しく、もっと楽になります。 

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但し、意識を変えて、コミュニケーションを変えて、それを習慣化することはとても努力が必要なことです。人には今までの人生を生きてきた経験に基づく観念があり、それが無意識に発動して生きています。そのため、自分一人で意識を変えることは人の特性上できないことなのです。 

だから、コーチが意識の習慣化のサポートをします。

その結果、ママやパパのイライラも無くなり、楽な楽しい子育てになり、伸びる子どもになります。

子育てサポート(ママやパパが楽に楽しく子育てするために)

人の思考や行動の90%以上が無意識に行われます。自分では気付かず行動するのです。まずは自分の状態を知ることの意識を変えていくトレーニングが必要です。そんなトレーニングをコーチングでサポートします。ご気軽にお問い合わせ下さい。

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