人は不安になります。不安になりたくは無いと思います。なぜなら、不安に感じていると楽ではないからです。しかし、不安がすべて悪いわけでは有りません。不安があるから、改善しようとしたり、目標ができたり、頑張れたりすることもあります。では、不安があるほうがよいのでしょうか？ これも、不安を持ち続けるとネガティブな感情が続き、とてもつらくなります。そして行動できなくなることもあります。不安をどうすれば良いのか？ 考えてみましょう。
不安な状態とは
不安とは、「何かが気掛かりで、落ち着かない心の状態」になっているということ。その時の感情はどういう感情でしょうか？
怒りでしょうか？ 悲しみでしょうか？ 心配でしょうか？ 恐れでしょうか？
この時の、”気掛かり”とは「出来事」や「状態」であると思います。その「出来事」や「状態」に対して、自身で心配などの感情を抱き、気掛かりで落ち着かなくなっているということですね。
気掛かりなことは本当？
気掛かりなことは、大抵、未来の状態のことであると思います。その未来の状態について、本当にその時には、そのような状態になっているのでしょうか？ それは確実で、正しいのでしょうか？
自分自身でそのような状態になると、勝手にイメージしていることではないですか？ 未来のことである以上、だれも分からないことです。そのような勝手なイメージ捉えているのは自分自身であることをまず認識しなければいけません。
しかし、まったくそうならないとも言えないと思います。そうなる可能性があるからそのように捉えているのです。
現在が全く同じ状況や、状態であっても、未来が気掛かりな状態になるとは思わない人もいるのではないでしょうか？
気掛かりな状態になったら？どうしますか？
どうしても、気掛かりな状態になった時には、保証を求めようとしまいます。 こうしたら、「絶対にそんな状態にならない」そんな答えが欲しくて、欲しくて仕方なくなります。 また、そのような気掛かりな状態を解消してくれるようなことを、自分の外側に求めて、誰か助けて欲しいと考えるのでしょう。
また、そのような気掛かりなことになるのは、”周りが”とか”あの人が”とか、自分の外側に原因を求めてしまうことが多く有ります。
しかい、先ほども書いたように、気掛かりな状態だと捉えているのは、自分自身です。自分自身が未来に生きているから気掛かりで、気掛かりで仕方ないのです。
まず、自分の外側に原因や要因を求めるのを辞めて、そして、どうなるかわからい未来のことばかりを考えるのを辞めて、そうならない為に、今出来ることに集中することが必要になります。
リスク管理ができる
不安な状態は、自身に必要だからやって来ています。
自身を成長させるために必要だからやって来ています。これを、不幸だと捉えるか、ラッキーだと捉えるかは本人次第です。
気掛かりな出来事を起さないためには、どうしたらいいか？ また、気掛かりな出来事が起こってしまうような時にはどのようにすれば良いか？をしっかり思考し、イメージすることが一番重要です。
そして、さらに重要なことは、その思考した事、イメージしたことを実際に行動を起こすことです。
こうして、リスクとして捉えて、リスク管理をして行動することができることで、不安な状態を変えることができます。
まとめ
不安にかられるのはよくあることですが、不安とは将来の事に対して生まれます。すべて、将来に起こる可能性について自分自身が予測をしたことに基づいて生まれてくるのです。
不安が悪いわけではありません。 不安は必要だからやって来て、そして自身を成長させてくれます。
しかし不安でネガティブになり行動できないのが、一番良くないことです。 未来では無く “今”目を向け、”今”に集中して行動することです。そうすることで不安はなくなります。
ただ、不安である感情について、はじめから蓋をするのではなく、「不安」で有ることを、自分自身で味わって、向き合って、受け止めてあげて下さい。そのあとで、どうすれば良いか、切り替える訓練をしましょう。
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