こころ(脳)に支配される

上級生チームの練習に参加しました。
自分が憧れるチームへの練習参加でした。

あんなサッカーがしたい。
あの人たちのようにうまくなりたい。

そんな思いで実際の練習に参加しました。
この日の事をワクワクした気持ちで待っていました。
それは間違いありません。

前回は、チームが設定した練習会に参加していました。
その時は他にも同級生が参加しており、
上級生も1学年上の数人だけ。

しかし、今回はチームの全選手が参加している中に
自分一人での参加。

練習場に到着すると、
明らかに表情が硬くなってきたのが分かりました。
さてどうなるのか?

始まる前から結果は見えました。

時間になり、練習に参加していきました。

間違いなく、前回の練習会とは雰囲気も違い、
レベルも違います。

パス交換です。
ボールの転がりも悪く、
狙ったコースにボールが行きません。

ミニゲームが始まりました。
全くと言っていいほど
ボールにタッチできません。

たまたまといっていいくらいのタイミングで
ボールに触れてもミスしてしまいます。

そんな状況で練習が終了しました。

帰り道、自転車をこぎながら、
どうやった? 楽しかった?

楽しかった。。
そうか。
(明らかにテンションが低いです。)

彼は全く思い通りに出来なかった事に対して、
深く深く落ち込んでしました。

しかし、
今日のプレーは全く彼の実力ではありませんでした。
誰よりも彼のプレーを見てきた私には、
少なくともそう見えました。

では、何故そうなったのか?
何が起こっていたのか?

上手くいかなかったらどうしよう?
上手いところを見せなければだめだ!
失敗したらどうしよう?
失敗して怒られるのがいやや。

そうなると、身体の動きが完全に
こころに支配されます。

ガチガチ、カチカチと言うやつです。

上手くいかない事が続くと、
さらに良い結果を求め、
もっともっと固くなります。
もう、何をしているのか?
分からなくなってきます。

彼は完全に結果を見ていました。

プレーのひとつひとつにもっと集中できていれば、

一つ一つのプレーに明確なイメージを持ち、
そのイメージで集中してプレーする。

そうなっていれば全く違う結果になっていました。

次の日に、その事を彼に伝えます。
完全に自信を無くして、
思いを募らせていたチームに
諦めさえも感じていた彼の表情が
引き締まりました。

来週、
もう一度練習参加しましす。
その時にどう変わっているのか?

彼が一番ワクワクしている事に期待します。

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