「仕事に行かなきゃいけないから早くして!」「ご飯できたから早く食べて!!」、仕事に間に合わない、早く片付けてゆっくりしたい。でも、子どもが自分の思い通りに動いてくれない。そこで、イライラ、ムカムカしてしまう。そして、ついに「早くしろって言ってるやろ!」「何回同じこと言わせるの、毎日毎日!」と、怒ってしまう!。いつまで経っても、できないし成長しない。うちの子は大丈夫だろうか?とさえ思ってしまう。そんな状況では子育てが辛いし、楽では無いですよね? どうしますか?
親の都合で
1歳と5歳のお子さんを持つお母さんが、保育園に送って行くときは、「半分引きずりながら行きます。」「遊びながら準備したり言う事聞いてくれません」」と話し始めました。
さらに、「お迎えに行ったときは、遊んで帰ろうとしてくれません。」と、言う事で顔がどんどん曇ってきます。
そこで、私が”何故、そんなに早く用意しなければいけないの?””何故、早く帰らなければいけないの?遊んではダメなの?”と問いかけました。
そのお母さんは考えます。
さらに問いかけました。
”それって、誰の都合?”
そして、”親の勝手な都合と違うかな?”とフィードバックします。
お母さんは、ハットして、
「そうですね~。」
お母さんにはお母さんの都合があるでしょう。早く帰って、夕食の準備をしなければ晩御飯が食べれない!洗濯もしなければ明日の保育園に持って行くお着替えが無い!など。
仕事や家事、人間関係などの生活環境があり、生活習慣があり、時間が制限されて、如何にスムーズにしなければいけないことをこなしていくのか? もうそれだけで、焦りで一杯で頭がパニックになり、とても疲れてしまいます。
そうなると、こどもの気持ちや、こどもの視点での思考が持てなくなってしまいますよね。仕方のない部分もあると思います。
だからこそ、すこし立ち止まって、冷静に考えてみると気づく部分があるのでは無いでしょうか。
「親の自己満足」になっていませんか?その言葉、その対応、子育てに必要なことは!
自分が子供だった時
ここで、自分が子供だった時のことを振り返ってみてください。
自分が何かに夢中になっている時に、急に言われて自分がしていることを止まなければいけない。自分はゆっくりしたいのに、行きたくもない場所に連れていかれる。
そんな時があったのでは無いでしょうか?
その時、どんな思いだったでしょうか?
中学生や高校生になって、すこし自分で行動や活動ができるようになれば、「もう少しで終わるからちょっとまって!」「ゆっくりしたいから私は行かない!」などの意見も言えたかもしれません。
それでも、「何であなたの都合で行かなあかの?」とか「もう、ほっといて」と思ったりすることもあったでしょう。
いま、ママやパパの立場であっても、自分の両親に、両親の都合だけで何かを頼まれると、同じ思いを持つようなことがあるかもしれませんね。
子どもにもストレス
自分が子どもだったころの思いは浮かびましたでしょうか?感じる事ができたでしょうか?
生活があり、仕事があり、家事が有り、環境のためにどうしてもそうしてもらわないと困るというこが理由であったとしても、子どもの視点で感じると、ママやパパが、自分の都合に合わせて動いてもらえなければ、イライラストレスが溜まるように、子どもも同じようにストレスが掛かっているということです。
自分自身が納得できなくて、気分が楽ではない状態で、人の言っていることを素直にきくことは到底できないし、それが積み重なると、想いが爆発したり、どこかに不都合がでてくることもあります。
ご褒美を与えて聞いてもらう
子どもの思いや気持ちも理解できます。 でも、しなければいけないことはしなければいけなくて、思ったとおりに動いて欲しいのはどこまでいっても変わらないし、必要です。
じゃあ、どうすれば良いのでしょうか?
「何か買ってあげるから、帰ろう」「すきなゲームを思う存分させてあげるから一緒に行こう」とか、ご褒美を与えて子どもを思い通りにうごかすことも考えられるかと思います。
でも、ちょっと待ってください。
そうなると、子どもはご褒美欲しさに、行動するようになります。逆に言うと、ご褒美が無ければ動けない、考えることができない子供になってしまいます。
それでは、自分で考えて、自分の意志で行動する自立した人に成長できないですね。
褒めて聞いてもらう
ご褒美と同じなのですが、「○○ちゃんは賢いね!」「○○くんはちゃんとできるね!」と褒めることで、親の都合通りにうごいてもらおうとした場合はどうでしょうか?
こちらも同じですね、褒めてもらうことが動機となり、褒めてもらうために思考して、行動するようになります。 褒めてもらえないと気分が悪く、褒めてもらえないとやりがいを無くし、褒めてもらいないことで気分が悪くなるこどもになってしまいます。
ひどくなると、褒めてもらえない相手に敵意を持つこともあるのではないでしょうか?
こどもの気持ちを受け止める
では、どうすれば良いのでしょうか?
何よりも、子どもの話を聴いてあげて下さい。そして、受け止めてあげて下さい。
これは、子どもの言うとおりにするとか、子どもの言っていることに同意するとかいうことではありません。
「私はまだ遊びたい」とか「帰りたくない」とか言うことに対して、「そうなんやね、まだ遊びたいんだね」と否定も肯定もせず、聴き入れてあげて欲しいのです。そして、どうしてまだ遊びたいのか? なぜ帰りたくないのか? しっかり最後まで聴いてあげて下さい。
そうすると、子どもは自分のことを受けめてくれたと感じます。そこで、初めて親の言っていることを聞こうとするでしょう。
そこから、ではどうしようか?ということを、子どもと一緒に考えて下さい。ご飯が食べられなくなったらお腹がすいてしまうこと。はやくしなければ他にしたいことも出来なくなるねなど。
また、どうしても親の都合で仕方ないときは、子どもの話を受け止めたうえで、お願いをしなければいけないですね。
その結果、子どもが納得して、自分の意志で行動したときは、褒めるのではなく、感謝して下さい。「ありがとう」の言葉を掛けて下さい。
きちんと子どもの人格を認めてあげて下さい。
これらのコミュニケーションは、コーチングのコミュニケーションスキルです。子育てにコーチングスキルを取り入れることで、子育てに対する考え方や感じ方が大きく変わってきます。
是非、取り組んで見て下さい。
※子育てサポート
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環境を変える
どうしも、親の都合を押し付けてしまうのが苦しくて仕方がないという方は、ご自身の環境を変えることを考えることもひつようかもしれません。
働き方を変えるということで実現できることが多くあることも考えられるのでは無いでしょうか?
「自分の都合で働いて、子どものサポートを思い切りしたい」「働きながら、家でお帰りと言いたい」など、こんな思いを実現するためには、独立(フリーランス)して、自身の働き方を手に入れることで実現できることがあります。
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